記憶

今よりももっとたくさんのことを記憶できて、そしてそれらを忘れないような頭脳がほしい、・・・そういう思いはほとんど全ての人が持っているのではないでしょうか。

「記憶力がよい」ということは、あらゆるところで必ず有利にはたらきます。

この差で人生が大きく変わってくるといっても大げさではないほどでしょう。

記憶に関するメカニズムは、近年になって科学的にかなり解明されてきています。

記憶とは不思議なもので、興味のあることに関しては、よりたくさん記憶することができ、そしてなかなか忘れないようにできているそうです。

ある生徒の話ですが、その子は英単語を1日に5個覚えることさえ難しいという暗記の苦手な生徒でした。
しかし、テレビゲームのキャラクターなら数日で100や200は簡単に覚えてしまうというのです。
本人が言ったことなので、本当かウソかは分かりませんが、その子は自信満々でした。

もし本当だとすると、その子は、そのゲームにとても興味を持っていて、またそれを何度も繰り返しやったために、短い間に脳が多くのキャラクターをしっかりと記憶したのでしょう。

これが本当だとしたら、記憶には興味をもつことと反復することが重要だということがわかります。

この生徒は、記憶力がないのではなく、それを興味のない勉強には使っていなかっただけなのでしょう。

ですから、私たち講師にとっては、生徒たちにいかにして勉強に対する興味を持たせ、またいかにしてそれを繰り返し勉強させるか、ということが最大の課題となります。

これを常に意識して授業をしている講師こそが良い講師、ということも言えるかもしれません。

人間の脳とはけっして都合よく働いてはくれません。

大切なことや忘れてはいけないことは、時として忘れてしまうことがありますが、早く忘れたい嫌なことや恥をかいたことなどは、なかなか忘れることはできなかったりしますね。

人間の記憶って本当に不思議だと思います。

(山田)