やる気と精神力

興味のないことに対して「やる気」を出すには、どのようにすればよいでしょう。
難しい質問だと思いますが、人それぞれさまざまな考えや方法をお持ちだと思います。
しかし、それらの方法の多くは、強い精神力を必要とする場合が多いのではないでしょうか。

興味のないことに対して行動を起こすには、少なからず苦痛を伴います。
その苦痛に負けない精神力を多少なりとも持っていないと、その行動もなかなか前には進みません。

やりたくない、面倒くさい、だけれどもやらなければいけない。
そのようなことについても同じことが言えるでしょう。

また、もともと「やる気」が起きないことに対して少しでも逃げてしまうと、だんだんそれが溜まっていってしまい、その溜まった量を見てさらに「やる気」をなくすという悪循環に陥ってしまうこともあります。
そしてそこから抜け出すには、さらに強い精神力が必要となってきます。

子供たちの勉強についても、同じことが言えます。

多くの子供たちにとって勉強とは、おそらくあまり興味のないものなのではないでしょうか。
そんな勉強に対して、子供たちが「やる気」を持つためにはやはり強い精神力が必要になります。
大人ですら強い精神力を持つことは難しいことなのに、ましてやまだ精神的に成長・発達段階の子供たちですから、もっと難しいことでしょう。
ですから、多くの子供たちは勉強に対して「やる気」を出す以前に、「やる気」を持つことさえ難しいことなのです。

そのうえ、つまずいたところをそのままにしておいたりすると、学校の勉強は待ってくれないのでどんどん先に進んでいき、気がついたときには追いつくために膨大な量を勉強しなければならない状況になることさえあります。

こうなると、ほとんどの子が本当にやる気をなくしてしまいます。先ほどの悪循環と同じですね。

子供たちに興味のないことをやらせるには、なんとか「やる気」を出させる、ということが重要なことに思えるでしょう。
しかしもっと重要なことは、なるべく「やる気」をなくさせない、ということではないでしょうか。

そして、子供たちに必要な精神力とは、興味のないことに対して「やる気」を出すための精神力ではなくて、興味のないことに対しても「でも、やらなければ」と思うことができる精神力だと思います。
この精神力は、自主性・自立性と深く関係しています。

やはり、早いうちから自主性・自立性を芽生えさせることが大切です。
自立心が身に付いてくると、やりたくないことでも「やらなければ」と重い腰を上げる力も身に付いてきます。

(山田)